天保のシェイクスピア その2

会場に入ると、グローブ座のような舞台空間があり、
ドレスや、中世の衣装を着た人が歩いたりしていました。
いざ、開演すると、いっせいにいなくなり、
会場の後ろの方から、百姓隊の人たちが入ってきて、
『もしもシェイクスピアがいなかったら・・・』と歌いながら、
中世の柱を壊し、一気に天保に舞台がかわります。


「時は天保〜」


この芝居の狂言回してきな役の
百姓隊の隊長の木場勝己さん。
声といい、演技といい、素晴らしい役者さん。
テレビとかでは、横暴な上司役とかが多い人ですが、
コミカルさと渋さ、緩急のある演技、
親父俳優好きの私にはたまらん感じ。


時は天保十二年ではなく、その三年前、天保九年の
下総の国清滝村。二軒の旅籠、賭場を経営する鰤の十兵衛の家、
3人の娘の誰に財産を譲るかを決めるところから、
この物語がスタートします。
これから先、1番自分を大切にしてくれる人物に、
財産を譲ろうということになり、3人の娘、
それぞれに語らせるのですが・・・。


鰤の十兵衛にしゃべる言葉と、
心の中の声、どちらもセリフとしてしゃべるのですが、
二人のお姉さん(どちらも腹黒)なので、
猫なで声と、どすの利いた声など、
対比が笑える。

お文役(十兵衛の長女・きじるしの王次の母)の
高橋惠子さん
とってもお綺麗な方で、
おもわず姐さんと呼びたくなりました。
悪女ではなかったですが。

お里(十兵衛の次女)の夏木マリさん
お歯黒、濃い〜メイク。
声音を変幻自在に買えつつ、
ものすっごい楽しそうに、
悪女を演じていました。
コミカルな芝居あり、
セクシーな部分ありと、
いろいろな夏木マリさんを堪能できました。

お光(十兵衛の三女)
おさち(お光の双子の姉妹)
の二役を演じていた篠原涼子さん。
可愛いっていうか、綺麗でした。
歌いながら客席に下りてくるところでは、
歌声も綺麗で、もっと聞いていたいってくらい。
近くで見たときには、確実に目が
なっていたと思います。
きじるし王次(藤原君)とのらぶらぶっぷりがかわいくて、
まさにるみたんという感じ。
足をばたばたさせちゃってね〜。
渡世人お光と、おさちの二役も、
みごとに演じ分けてました
早変わりが、いっぱいあり大変そうでした。


続く

1段落ついたので・天保十二年のシェイクスピア その1

天保十二年のシェイクスピアの感想でも、

少しずつ書こうかな。


以前にも書きましたが、休憩20分を挟みますが、
4時間という上映時間、その長さを感じさせないほど、
あっという間に終わってしまいました。
卑猥で猥雑、エロもあり、途中びっくりしてしまいましたが、
よくあれだけの作品にまとめ上げたな、
井上ひさし恐るべしというところでしょうか。


感想続く・・・。